Live Your Life | Just for a Day: 小林真里ブログ

Just for a Day: 小林真里ブログ

映画監督/映画評論家 小林真里(Masato Kobayashi)です

アメリカ出張から戻りました。

 

L.A.に2泊、ニューヨークで7泊してきました。

 

ロサンゼルスでは、

インディペンデント・スピリット・アワード

授賞式当日にサンタモニカの会場にも行きました。

 

もちろん、式には参加できませんでしたが!

でも、授賞式の前にノミネートされていた

『The Unknown Country』監督の

モリッサたちと無事再会できて感激。

 

あとは、ハリウッド女優の友、アレックスとも再会し、

ウェスト・ハリウッドでディナーをして、

ビッグニュースを教えてもらったり。

 

ライヴは、ハリウッド・パラディウムで

Ceremonyのソールドアウトライヴを観ました。

ただのパンクバンドではなく、

ニューウェイヴの要素もあったりして、ユニークなバンド。

この日は代表作「Rohnert Park」の完全再現ライヴでした。

 

L.A.ではダウンタウンに滞在したのですが、

一昨年訪れた時よりも治安が悪くなっており、

もはや終末後の世界の様相。

まるで『ナイト・オブ・ザ・リビングデッド』でした。

地元民はほとんど誰も乗らないメトロやバスでも、

奇声をあげたり、絶叫している危ない人を頻繁に見かけました。

 

1998年以降毎年訪れ、2005年から2年間住んでいた

心の故郷ニューヨークは、

2020年3月以来の帰郷でしたが、

街自体以前と同じ場所に同じアイコニックな

ランドマークがあり、ああ久しぶりに帰ってきたなあ。

という感慨もなく、自然と街に溶け込み、

慣れていったのは不思議な感覚でした。

 

しかし、閉店になり空いたままの

テナントが中心部でも多く見られ、

レストランは21時くらいに閉まるところが多く、

エリアによっては治安も悪くなってホームレスも増えていて、

パンデミック後の顕著な変化を多くの場面で目にしました。

 

ニューヨークでも、連日フランクやマルセラスら

友人たちと再会し、充実した時間を過ごしました。

おおむね天候も良好だったので、

マンハッタンやブルックリンを

時間をかけて歩いて散策しました。

 

そうはいっても、MitskiNation of Language

Danielle Durackらのライヴは観ましたが。

 

映画は、『デューン PART 2』を初日木曜日に

リンカーンセンターのAMCでIMAX75mm版で鑑賞。

スコアと音響効果の迫力は凄かったです。

 

物価も上昇し、円安も1ドル150円のままで、

経済的圧迫はなかなか苦しかったのですが、

無事映画の追加撮影もできて(100%思っていた

ような形にはなりませんでしたが)、

久々にニューヨークの空気を吸い、

ストリートのエネルギーと、

自由と解放感を感じ、大切な友人たちと

貴重な時間を過ごすことができて、

とてもポジティブな気持ちになれましたし、

前に進むためのパワーをもらうことができました。

 

これを糧に、今進めている2本のプロジェクトに

さらに情熱を込めて臨めそうです。