The First Omen | Just for a Day: 小林真里ブログ

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映画監督/映画評論家 小林真里(Masato Kobayashi)です

『オーメン』のプリクエル、

『オーメン:ザ・ファースト』を劇場で初日に鑑賞しました。

 

 

『オーメン』といえば、

『エクソシスト』『悪魔のいけにえ』と並ぶ

ホラー史に燦然と輝く1970年代クラシックホラーなので、

そことは切り離して別物として鑑賞しましたが、

全編を通したタイトな演出と細やかなカメラワーク、

そしてシャマラン製作「サーヴァント」でも

クリーピーな演技が白眉だった

長身女優ネル・タイガー・フリーの熱演もあり、

なかなか楽しめました。

 

ゴア描写はもうちょっと工夫できた気もしますし、

120分はちょっと長すぎだな、と感じましたが。

 

昨年11月にローマとヴァチカンを訪れていたので、

ちょっと懐かしい感もあったのですが、

時代設定が1971年なので、さすがにかなり別の街でした。

 

そして怖い出産シーンでモザイクがかかっていて、

なんだこれは一体...? と唖然としました。

 

プリクエルのホラーにしては、

アメリカでもなかなか評価が高いですね。